納骨堂を決める前に|デメリットや注意点があることも知っておこう
- 投稿日:2019年3月28日
- 更新日:
供え物・お花に制限があることも
納骨堂は室内にある場合がほとんどであるため、お墓と違い供え物やお花に制限があるケースも少なくありません。
場所によっては食べ物などの供え物やお花のような生ものは、腐ることもあるため持ち込み禁止としていることがあるほか、ローソクや線香は火事の危険があるため、これらも持ち込み禁止とされているところがあります。
また、お酒の持ち込みも禁止されている場合があるので、利用する納骨堂で供え物の禁止があるのか、またどのようなものが禁止なのか確認した方が良いでしょう。
災害時に遺骨が紛失する可能性も
日本は災害が多いため、納骨堂も例外ではなく自然災害や火災によってダメージを受ける可能性はあります。
例えば、個別のお墓であれば地震で墓石が崩れても建て直せば済むのですが、納骨堂はそうはいきません。納骨堂の建物が地震で崩れてしまえば、他の遺骨と一緒に散乱してしまうこともあるかもしれません。
また、津波や火災によって納骨堂の建物が被害に遭った場合、遺骨が紛失してしまう可能性も考えられます。最近は耐震性を持たせた建物も多いようですが、地震被害を完全に防げるとは限りません。
契約期間後は合祀されることも
個人墓として納骨堂に遺骨を納めるのであれば、契約期間後の扱いは確認した方が良いでしょう。というのも、施設によって異なりますが、33回忌など一定期間供養した後は合祀となり、遺骨を他の故人の遺骨と一緒にして、一ヶ所のお墓に埋葬して供養するケースが多いためです。
また、いったん合祀してしまうと、何か事情があって遺骨を取り出そうとしても、他の方の遺骨と混ざってしまっているため取り出せない場合もあります。
ただし、契約期間の終了後も続けて費用を払うことで、そのまま個人墓として納骨したまま供養することが可能なケースもあるため、事前に確認しておきましょう。