納骨堂とお墓の違いは?それぞれのメリットとデメリットを解説
- 投稿日:2018年1月25日
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納骨堂とは?
今までは屋外のお墓や霊園が主流でしたが、近年はお墓の維持・管理や利便性が重視され、新しいお墓の形式が注目されるようになりました。それが納骨堂です。
納骨堂とは、遺骨を収蔵して祭祀するための場所で、室内に設けられたお墓のことをいいます。もともとは遺骨を一時的に保管しておくための施設でしたが、次第に耐久的に遺骨を収蔵していくものとして、年々需要が高まりつつあるようです。
納骨堂には種類が多く、一般的なロッカー型や仏壇型をはじめ、最新の自動搬送式のタイプも評判が良く、注目を集めています。
お墓とは?
お墓も納骨堂と同様、遺骨を収蔵しておくものとして変わりはありません。「お墓は屋外に建てられる」、「掃除や草取りのメンテナンスが必要」、「お墓の維持・管理がある」などが主な違いです。
また種類やグレードにもよりますが、お墓の方が納骨堂に比べて費用が高額といわれています。近年、継承者不足やお墓に対する価値観の多様化などによって、お墓を持つことが懸念されているのが現状です。お墓は先祖代々受け継がれていくものなので、家族・親族・友人などの継承者が必要となります。
それぞれのメリットとデメリット
納骨堂のメリットは、室内型のお墓なので天候や時期に左右されることなくお参りをすることができます。献花や掃除などの維持・管理を納骨堂の施設に依頼が可能です。納骨堂は比較的、利便性の高い場所に建立されているため、高齢の方でも気軽に足を運ぶことができます。
デメリットとしては、納骨堂の施設によっては直接遺骨にお参りができなかったり、遺骨の収蔵に期限が設けられていたりなどもあるので、あらかじめ確認が必要です。
一方お墓は、一度購入すれば先祖代々の墓として継承できるという点が最大のメリットです。ところがお墓は墓石代などの費用が高く、草花のメンテナンスなどを行わなければなりません。また山奥など、立地条件が悪いことが多いのもデメリットです。